検診

胃カメラ(胃内視鏡検査)・大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

胃カメラ(胃内視鏡検査)・大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

上部消化管内視鏡検査(胃内視鏡検査/胃カメラ)

原則として午前には予約制で上部消化管内視鏡検査(胃内視鏡検査/胃カメラ)を行っております。
検査枠に空きがある場合や、上腹部(食道・胃・十二指腸付近)の激しい痛みなどがある場合には当日連絡にて検査をお受けいただくことも可能ですので、電話でお問い合わせください。
また、お仕事などで朝から休みがとれない方も、午後(月・火・水)や夕方(金)の胃カメラ検査を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
当院の内視鏡は、従来のものに比べ非常に細い「細径経口スコープ(口からの胃カメラ)」と、苦痛の少ない非常に細い「経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)」の2つから選択していただけます。
また、胃カメラ検査が苦手な方には、鎮静剤(眠くなる薬)の注射を行っておりますので、これまでよりも楽に検査が受けられます。
※鎮静剤を使用する場合、麻酔が覚めてからご帰宅戴きますので、検査終了後も最低1~2時間程度は院内でお過ごし戴きます。また、クルマやバイクの運転はご遠慮戴きます。

鼻から行う内視鏡検査(経鼻内視鏡検査)の特徴

負担が少ない
内視鏡は鼻にスムーズに挿入できる約5mmの細さ。従来の内視鏡と比べて、大幅な細径化を実現しました。
おう吐が起きにくい
内視鏡が舌の付け根を通らないので、吐き気をほとんど感じずに検査を受けることができます。
会話ができる
検査中も会話が可能なため、質問したいときには、自由に医師とお話しできます。

下部消化管内視鏡検査(大腸内視鏡検査/大腸カメラ)

予約制で下部消化管内視鏡検査(大腸内視鏡検査/大腸カメラ)、日帰り大腸ポリープ切除を行っております。
以前に大腸ポリープがあった方、健診での便潜血検査陽性、血便、便秘・残便感などの排便障害、下腹部や肛門周囲の痛みや違和感、貧血・体重減少などの症状が気になる方、近親者に大腸がん・大腸ポリープの患者さんがいる方、40歳以上の方などは検査を受けることが推奨されています。
検査前日より検査食セット(消化のよいレトルト食品)を食べ、就寝前に下剤(少量の水薬と錠剤)を服用していただきます。

検査当日の朝、ご自宅または当院にて、看護師の指導のうえで下剤(腸管洗浄剤)を1~2時間かけて飲んでいただき、午後より内視鏡検査・処置を開始します。
腸管洗浄剤は数種類のなかから味の好みなどで選んでいただきます。
内視鏡スコープは、従来のものより細くやわらかい「PCFファイバー」などを使用し、腹部手術(虫垂炎、帝王切開、婦人科手術など)による癒着がある方には鎮静剤(眠くなる薬)や鎮痛剤(痛み止めの薬)の注射を行いますので、これまでよりも苦痛が少なく検査を受けていただくことが可能です。

日帰り大腸ポリープ切除の特徴

切除が必要な大腸ポリープに対しては、その場で「内視鏡的粘膜切除術(EMR:Endoscopic Mucosal Resection)」などのポリープ切除を行い、切除後の出血予防目的で切除断面のクリッピングを行います。そのため、ポリープ切除目的のために病院施設に再入院する手間が省けます。

内視鏡検査の費用

胃内視鏡検査

1割負担 3割負担
胃内視鏡検査(観察のみ) 約1,500~2,000円 約4,000~5,000円
胃内視鏡検査(病理組織検査あり) 約2,500~3,000円 約7,000~8,000円

大腸内視鏡検査および日帰り大腸ポリープ切除

1割負担 3割負担
大腸内視鏡検査(観察のみ) 約2,000円 約6,000円
大腸内視鏡検査(病理組織検査あり) 約3,500円 約10,000円
日帰り大腸ポリープ切除 約10,000~15,000円 約30,000~35,000円
※どちらも初診料、再診料は別途必要になります
※検査食・前日の下剤:約2,000円が必要になります(大腸カメラのみ)

大腸内視鏡検査の流れ

  • Step1検査予約

    お電話またはホームページのWeb予約にて検査日時の仮予約を行ってください。
    Web予約の場合、当院からの折り返しの電話連絡にて正式な予約となります。
    検査の数日前までに事前診察(予約制)にお越しいただき、以下②~⑥のご説明や検査食・下剤の処方、症状や既往、内服薬の確認などを行いますので、お薬手帳などをお持ちください。

  • Step2検査前日

    消化がよく残便が残りにくい当院指定の検査食(朝・昼・夕の3食)を午後9時までに食べていただきます。
    検査食はレトルト食品ですので、前日も通常通りのお仕事をしていただき、外出先でも食べることが可能です。
    その後も水分(水・お茶・スポーツドリンクなど)は充分にとっていただいて構いません。就寝前に下剤(少量の水薬と錠剤)を飲んでいただきます。

  • Step3検査当日

    午前9時よりご自宅または院内にて腸管洗浄剤(3種類からお選びいただきます)を1~2時間かけて飲んでいただきます。便が黄色透明の水様便になったのを確認してから、ご自宅で下剤を飲んだ場合は12時~13時頃(当日お知らせします)に来院していただきます。こちらで用意した検査着(検査用紙パンツ、浴衣、スリッパ)に着替え点滴を致します。鎮痛剤(痛み止めの薬)、鎮静剤(眠くなる薬)を使用して検査を行いますので、リラックスした状態で検査を受けていただきます。そのため車やバイクを運転しての来院はご遠慮いただいております。

  • Step4大腸内視鏡検査・日帰りポリープ切除

    症状や既往(腹部・婦人科手術、癒着や狭窄の有無など)、体格や体系などにより使用する内視鏡スコープを患者様ごとに選択し、通常の空気よりも吸収が早く検査中におなかの張りや吐き気が少ない二酸化炭素を用いた「からだに負担とならない、安全で苦痛の少ない内視鏡検査」を心掛けております。点滴をした状態で検査を行いますので、癒着などで痛みがある場合は鎮痛剤や鎮静剤の追加が可能ですし、切除の必要な大腸ポリープが見つかった場合にはその場で切除します。ポリープの大きさ・部位などにより日帰りポリープ切除が困難なものは後日、大学病院や市立病院などの入院可能な医療機関にご紹介することもあります。検査時間は通常15~20分程度ですが、ポリープ切除の有無、腸の長さや屈曲の程度により異なります。

  • Step5検査終了後

    検査後はリカバリー室にて30~60分程度休んでいただき、嘔気や腹痛、ふらつきなどが無いことを確認致します。場合によって鎮静剤の拮抗剤(麻酔をさます薬)を使用することもあります。内視鏡検査の画像を見ながら結果を説明させていただきますが、大腸ポリープなどの生検(組織検査)や切除を行った場合は2週間以上あけて再診にて結果説明致します。

  • Step6帰宅後

    飲食は1時間程度たってから、刺激物などを避けたおなかにやさしいものを食べてください。当日の飲酒はお控えいただいております。ポリープ切除を行った場合は当日はお粥や素うどんのみ、翌朝から消化のよいお食事をとっていただき、3日間は遠方へのお出掛けや激しいスポーツ、飲酒はお控えいただいておりますが、通常のお仕事は可能です。

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