診療科目

心療内科・精神神経科

心療内科・精神神経科

白倉庸代・白倉克之(常勤医)、西川圭太・石山雄一(非常勤医)が担当します。
日本心身医学会専門医・指導医、日本精神神経学会専門医・指導医、日本臨床精神薬理学会専門医、精神保健指定医、日本医師会産業医などの資格を取得しております。

対象疾患は神経系ばかりでなく、循環器・呼吸器・消化器・代謝疾患などの身体疾患を伴う心身症疾患や、各種の睡眠障害(不眠症)や各種神経症、抑うつ状態(うつ病)パニック障害、慢性疼痛、眩暈症(めまい)、自律神経失調症、てんかん、統合失調症などの治療を行っています。また、中学生以上の不登校・学習障害、思春期・青年期の適応障害、摂食障害、女性の月経前緊張症・産褥性障害・更年期障害、老化にまつわる不定愁訴症候群・認知機能障害(物忘れ・認知症)など幅広い診療を行っています。

身体的な各種検査や心理検査をもとに、薬物療法・精神分析的な精神療法・行動療法的な精神療法などを日常生活指導を含めて実施し、心身両面からの心身医学的なアプローチを心掛けた、気さくに相談できるクリニックを目指しております。なお、関連病院としては、東海大学病院、慶応義塾大学病院、茅ヶ崎市立病院、藤沢脳神経外科病院、けやきの森病院、国府津病院、湘南鵠沼脳神経クリニックなどとともに、市内外の各種クリニックとの地域連携を行っております。

茅ヶ崎市立病院

湘南鵠沼脳神経クリニック

初診の方はあらかじめ電話予約の上、可能であれば医師の紹介状(診療情報提供書)の持参と、ご家族の同伴が望ましく、できるだけ数日以内の診察をさせていただくことを原則としています。

心療内科・精神神経科で診察している病気・症状

1.パニック障害

パニック障害とは、突然激しい苦痛、不快感、不安、めまい、恐怖感などの症状が現れ、短時間(数分程)で治まる病気です。主に、精神的な症状(死んでしまうのではないか、自制心を失ってしまうのではないか、助けを求められないのではないか、再び発作が起こるのではないかという恐怖心など)と、身体的な症状(動悸、呼吸困難、胸の痛み、吐き気、しびれ、ふるえ、発汗、腹痛など)が現れます。
具体的な診断基準に基づいて、症状を評価して診断します。また、血液検査・心電図・心エコー・レントゲン検査を行い、他の病気(心疾患・甲状腺疾患など)の可能性を確認する場合もあります。治療法は、抗うつ薬・抗不安薬を服用する薬物療法と、物の考え方や捉え方に働きかけて気持ちを楽にさせる精神療法(認知行動療法・曝露療法)が中心となります。パニック障害は、うつ病・アルコール依存症・薬物依存症などを合併する可能性があります。また、早めの治療が早期回復につながる可能性が高い病気のため、気になる症状がある方は早めに医療機関を受診しましょう。

2.自律神経失調症

自律神経失調症とは、体内の環境をコントロールする交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、体に様々な症状が生じる状態を指します。ストレス、生活習慣の乱れ、加齢などが原因で、主に頭痛、めまい、だるさ、肩から首の痛み、ほてり、口が渇く、発汗、耳鳴り、吐き気、生理不順、勃起不全、不眠(睡眠障害)などの症状が現れます。
生活環境や症状について問診を行い、診断します。心電図・血液検査などを行い、他の病気(心疾患・甲状腺疾患など)の可能性を確認する場合もあります。治療法は、症状を緩和する対処療法、薬物療法(自律神経・ホルモンバランスを整える薬を服用する)、心理療法(カウンセリング・認知行動療法など)が中心となります。予防法として、普段から十分な栄養摂取、適度な運動、規則正しい生活を心がけることが大切です。

3.睡眠障害(不眠症)

不眠症とは、寝つきが悪い、寝ている途中で何度も目が覚める、眠りが浅く熟睡できていない感覚がある、朝早く目覚める、眠ってもスッキリした感じが得られないなどを繰り返す状態です。
充分な睡眠をとれていないため、日中に強い眠気・疲労・イライラ・集中力の低下などを感じやすく、日常生活に支障をきたします。
主な原因は、不適切な睡眠習慣(夜にカフェイン入りの飲料を摂取する、夜に運動する、就寝・起床時間が不規則など)、精神障害、仕事環境・生活環境のストレス、加齢、その他の病気(心疾患、肺疾患、慢性痛など)です。
診断は、生活環境や症状についての問診、身体診察により行います。睡眠ポリグラフ検査により、他の病気(睡眠時無呼吸症候群・むずむず脚症候群・けいれん性疾患など)の可能性を確認する場合もあります。
治療法は、睡眠習慣の改善(昼食以降はカフェインの摂取を控える、規則正しい睡眠をとる)、薬物療法(睡眠補助薬や睡眠導入剤を服用する)、認知行動療法などが中心となります。
予防方法として、決まった時刻に就寝する、日中は十分に光を浴びる、適度に運動する、30分以上の昼寝をしないなどが効果的です。

4.抑うつ状態(うつ病)

うつ病とは、日常生活に支障をきたす程の強い悲しみ、喜び・興味の低下が長期間続いている状態です。
気分が落ち込んで動作が緩慢になる、怒りっぽくなる、眠っても何度も目覚める、食欲不振、過食、体重減少、体重増加、月経不順など、症状は多岐にわたります。
主に、日常生活を変えるような大きなストレス(学業・仕事・家族のトラブル、失恋、病気など)、薬の副作用、ホルモン分泌量の変化、遺伝などの要因が発症に関わっていると考えられています。
症状・既往歴・家族歴について問診を行い診断します。血液検査・画像検査などを行い、他の病気(甲状腺疾患・ビタミン欠乏症・パーキンソン病・睡眠障害など)の可能性を確認する場合もあります。
治療は、精神療法(認知行動療法・対人関係療法など)と薬物療法(抗うつ薬の服用)が中心となります。
早めの治療が早期回復につながるため、気になる症状がある方は医療機関を受診しましょう。

5.統合失調症

統合失調症は、幻聴、幻覚、妄想、不安、不眠(睡眠障害)、集中力や記憶力の低下、気が滅入る、思考が支離滅裂になるなど、人によって様々な症状が現れます。 主に、遺伝的な要因と環境的な要因が発症に関わっていると考えられています。突然発症する場合もあれば、数年に渡って徐々に発症する場合もあります。また、これまでの日常生活を変えるような大きなストレス(失業・失恋・家族の死など)をきっかけに、発症したり、悪化したりすることがあります。
統合失調症を確実に診断できる検査はありませんが、病歴と症状を総合的に評価して診断を行います。血液検査・尿検査・脳波検査などを行い、他の病気(脳腫瘍・甲状腺疾患・腎不全など)の可能性を確認する場合もあります。主な治療法は、薬物治療(妄想、幻覚、支離滅裂な思考などの症状を改善させる薬の服用)と、精神療法(認知行動療法など)です。また病状に応じて、生活技能訓練(通常の生活を送るためのトレーニングプログラム)を行います。統合失調症は、早めに治療を開始して、処方された薬を指示通りに服用することが回復につながります。気になる症状がある方は医療機関を受診しましょう。

6.更年期障害

更年期障害は、更年期と呼ばれる閉経前後(44歳~55歳頃)に、発汗、ほてり(ホットフラッシュ)、のぼせ、動悸、めまい、手足の冷え、不眠(睡眠障害)、排尿障害、イライラ、情緒不安定、疲労感、気が滅入るなどの症状が現れる病気です。主に、卵巣から放出される女性ホルモン(卵胞ホルモン:エストロゲン)の分泌が急激に減少して、脳と体のバランスが崩れることで発症します。また、更年期における仕事環境・家庭環境のストレスや、性格などが原因で症状が進行する場合があります。
診断では、血液検査・心理検査などを行います。治療法は、薬物療法(女性ホルモンを補充する薬・自律神経系のバランスを調整する薬・漢方薬などの服用)が中心となります。予防法として、十分な栄養摂取、規則正しい生活、適度な運動、過度の飲酒や喫煙を控えるなどの心がけが大切です。気になる症状がある方は、我慢をせず早めに医療機関を受診しましょう。

7.認知症

認知症とは、記憶・思考・判断・学習の能力が、徐々に低下していく病気です。脳の神経細胞が障害を受けて死滅・減少して、働きが悪くなることが原因で起こります。物忘れ、暴言、妄想、徘徊、新しいことが覚えられない、日にちや時間が分からない、手順や段取りが分からないなど様々な症状が現れます。
認知症には、脳の神経細胞の変化が原因で起こる認知症(アルツハイマー病・血管性認知症・レビー小体型認知症など)と、外傷や他の病気が原因で起こる認知症(正常圧水頭症・硬膜下血腫・脳腫瘍など)があります。
問診・身体診察・精神状態検査・心理学的検査などを行い診断します。血液検査・頭部CT検査・頭部MRI検査などを行い、他の病気(くも膜下出血・水頭症・甲状腺疾患など)の可能性を確認する場合もあります。治療法には、薬物療法(精神状態・異常行動を少しでも改善する薬、進行を遅らせる薬を服用するなど)がありますが、根治は困難です。患者の安全な生活環境を整えてあげること、介護を行う人や家族へのケアなど、最善の治療方針を医療従事者と話し合うことが大切となります。

PAGE TOP